若者×地域

若手フリーランスに聞く!「コーディネーターとは?」

 コーディネーターと名の付く職業や職名、働き方が溢れている現代。若年層の特徴に、一定期間、地域で集中的にコーディネーションを行い、任期満了後、また別の地域や職場に移り活動する「流動性の高い存在」としての側面がある様に思います。

 この分科会では、ボランティアコーディネーションの定義を確認しながら、若年層で越境を意識している3名の活動に照らして考えます。また、参加者同士の意見交換の時間を確保し、今後どのようなコーディネーターが求められ、そのようになるにはどうしたら良いかを、共に学びほぐす時間とします。

若年層のコーディネーター活動に興味・関心がある方


鼎談者 森山 円香さん  神山つなぐ公社 理事・ひとづくり担当)

1988年岡山市生まれ。大学を休学して島根県海士町の教育委員会と公営塾でインターンを経験。復学後に福岡でNPO法人ティーチ・フォー・ジャパンの支部を設立。その後地域開発コンサルティングファームに勤め、神山町の地方創生戦略策定の支援業務に携わる。2016年から神山町に移り住み、神山つなぐ公社のひとづくり担当として教育分野で活動。2022年5月、地域と高校の取り組みの軌跡をまとめた『まちの風景をつくる学校 神山の小さな高校が試したこと』(晶文社)を上梓。同年7月からパートナーと世界をめぐる旅へ。

鼎談者 大塚 光太郎さん たかた☆ゆめキッチン/ライフリンク 

                   元 立教大学コミュニティ福祉学部東日本大震災復興支援プロジェクト陸前高田コーディネーター)

埼玉県川越市出身 立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ福祉学専攻博士課程前期課程入学予定の春に東日本大震災を埼玉で経験する。 入学後、同学部による『東日本大震災復興支援プロジェクト』のRA(リサーチアシスタント)となり、被災地の方々と学生との交流活動に関するコーディネート等の業務に従事。 修了後、岩手県陸前高田市へ移住し、NPO職員として子ども等の支援活動に取り組むかたわら、同プロジェクトの「陸前高田現地コーディネーター」としておよそ10年間活動をサポート(プロジェクトは10年で終了)。 現在は地域食堂「たかた☆ゆめキッチン」代表、ライフリンク非常勤職員を務めつつ、フリーの立場で全国旅しながら、地域の文化や人々の営み・地域や社会の在り方などについて勉強をしている。

鼎談者 松村 幸裕子さん 共奏学舎 事業評価コーディネーター)

1983年京都生まれ。高校生の頃から、京都市ユースサービス協会にて、様々なボランティア活動に参加し、みんなで何かをつくりあげていく「オモロサ」に出会う。大阪教育大学大学院在籍中に自らコミュニティースペースを立ち上げたり、高校生のまちづくり活動をサポートする活動などに従事。(特活)暮らしづくりネットワーク北芝にて子ども若者の居場所づくりや社会体験活動づくり、NPOの基幹業務、被災地団体支援に携わった後2019年秋にフリーランスに。2020年夏出産を経て、赤子とともに社会に関わるスタイルを模索。評価の視点を取り入れながら、個人・団体支援をおこなっている。

ファシリテーター 土崎 雄祐さん (とちぎ市民協働研究会 専務理事

1988年秋田県生まれ。一般社団法人とちぎ市民協働研究会専務理事・事務局長/認定特定非営利活動法人宇都宮まちづくり市民工房常務理事。非営利組織の経営支援や地域づくり活動支援などの活動に従事しつつ、大学非常勤教員や社会人大学院生として地域防災マネジメントの教育研究にも取り組む。著書に『はじめての地域づくり実践講座:全員集合!を生み出す6つのリテラシー』『はじめての地域防災マネジメント:災害に強いコミュニティをつくる』(北樹出版・分担)など。社会教育士、防災士、ボランティアコーディネーション力検定1級合格。

〈担当〉仙波愛優佳(和光市社会福祉協議会) / 藤掛素子(明治大学ボランティアセンター)