京都経済センター


 

「学生の成長」と「地域貢献」をどうコーディネートします

学生、大学、活動の場の相利を目指しまひょ 

 教育機関である大学に設置されたボランティアセンターでは、社会の課題を発見し、解決に向けた行動をすることを通して、学生が人間的に成長することを目指しています。また、学生の社会参画を通して地域づくりに貢献することにも取り組んでいます。「学生の成長」と「地域貢献」。この2つの目的、目標を達成するためにコーディネーターはどのようなプログラムや学生の参画を計画すれば良いでしょうか。最新の研究による問いに向き合って、実践者の立場からコーディネーションのあり方を検証していきます。

大学ボランティアセンター関係者 / 大学教員 / 学生を地域で受け入れている(受け入れたい)団体の関係者

学生の活動を地域でコーディネートしている中間支援組織のスタッフ / その他、このテーマに関心がある方

 


【登壇者】

コメンテーター・事例発表者 川田 虎男さん 聖学院大学ボランティア活動支援センター アドバイザー)

社会福祉士。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士後期課程修了。学生時代に学生ボランティアセンターを立ち上げ、学生ボランティア支援の魅力にはまる。その勢いのまま地域のボランティアセンター(鶴ヶ島市社会福祉協議会)に就職し5年間勤める。思うことあって27歳で市議会議員に当選。落選後NPO法人ハンズオン埼玉に拾われる。また、東日本大震災がきっかけで発足した、聖学院大学ボランティア活動支援センターのアドバイザーに就任。ボランティア関連科目を担当しながら、現在に至る。博士論文のテーマは「ボランティア活動が大学生の自己形成に与える影響と支援者の役割~ボランティア概念が孕む矛盾点に着目して~」

事例発表者 山﨑 智文さん 京都産業大学ボランティアセンター ボランティアコーディネーター)

高校生より野外活動団体のボランティアスタッフとして活動し、それがきっかけで、大学では環境教育について学ぶ。大学院在学中に1年間「ボランティアコーディネーター養成プログラム」を受講。縁あって2009年より、立命館大学サービスラーニングセンターの主事(ボランティアコーディネーター)として、大学ボランティアセンターに携わる。2014年に京都産業大学ボランティアセンターのコーディネーターとなり、現在に至る。

 

事例発表者 開澤 裕美さん 中央大学ボランティアセンター ボランティアコーディネーター)

京都府宇治市生まれ。大学時代より、日本や世界を旅しながらボランティア活動を行う国際ワークキャンプの運営や、子どもたちとの自然体験ボランティア、留学生のサポートを行う。卒業後は、旅行会社を経て、NPO法人NICEで関西事務局を立ち上げ、初代関西事務局長を務める。その後、CSRコンサルタントとして働いたあと、中央大学ボランティアセンターへ入職、現在8年目。川崎市麻生区の飛び地、自然豊かな地域で地元活動も楽しみ中。趣味は、ランニングとカフェ巡り、山ガール目指して登山挑戦中。

ファシリテーター 小原 宗一さん 北区社会福祉協議会(東京都)

東京生まれ。大学で社会福祉学を学び地域福祉の現場でボランティア活動支援や権利擁護事業などに従事する傍ら日本ボランティアコーディネーター協会の活動に参加。主に研修や検定システムの開発、推進に携わっています。オンライン中心の世界になってライフワークの日本各地の社会資源調査(飲み歩き)が停滞しているので、参加者の皆さんからの情報提供お待ちしています。