東京ボランティア・市民活動センター

 

地域の中で社協が協働相手として期待されるためには? 

「どうせ社協・・・」を超えよう!

  地域社会の課題に取り組む組織として、社会福祉協議会(以下、社協)はさまざまな団体、組織と協働しながら解決にあたっていきます。ところが、時に「社協は頼りにならない」「相談したけれど断られた」など、ネガティブな話を聞くこともあります。

 実際に、地域内外のNPOなどと共に課題解決にあたっている社協の事例をお聞きし、協働の相手として頼りにされる社協とは、どうあるべきなのかを一緒に考えましょう。

NPOなど他団体との協働に悩んでいる社協職員 / テーマに関心がある方


【登壇者】

事例発表者 有原 領一さん 宮古市社会福祉協議会(岩手県) 総務課長

平成13年本会入職。地域福祉活動/低所得世帯相談に従事。平成23年東日本大震災災害ボランティアセンター運営、生活支援相談員等被災者支援活動に従事。台風10号災害、台風19号災害時被災者支援活動に従事。平成27年より生活困窮者自立支援事業に所長/主任相談支援員として従事。こども食堂、社会的孤立者支援事業café「凪」事業を展開。令和2年より、現職。NPO法人 みやっこベース理事。

 

事例発表者 髙木 直さん 調布市社会福祉協議会(東京都) 市民活動支援センター長

昭和62年調布社協入職、知的障がい者通所施設希望の家、総務課、こころの健康支援センター、希望の家施設長、総務課主幹、市民活動支援センターセンター長を歴任。現在、センター長として8年目となる。調布社協唯一となった昭和採用職員。在職36年、令和5年3月末で定年退職を控えている。2才から調布に住み、住居は調布から離れることなく、現在も調布市在住・在職。妻と3人の子どもがいる。(一人はすでに独立)高校生の時から地域活動(子ども会指導者)に関わり、現在も継続中。レクリエーションの資格を取り、東京都レクリエーション協会公認講師として登録している。

事例発表者 児島 秀樹さん (グッドモーニング調布!(東京都) 代表

2014年より地域に友達がいないことをきっかけに地域活動「グッドモーニング仙川!プロジェクト」開始。3つの柱として「クリーンアップ仙川!(地域清掃)」「せんがわ緑化部(駅前・公園緑化)」そして植えた花から採集できるはちみつを楽しむ「仙川みつばちプロジェクト」を立上げ。2018年から深大寺地域でも養蜂を開始し、「深大みつばちプロジェクト」がスタート。仙川から始まった活動が、調布全体へと広がたことを機に、「グッドモーニング調布!」として再始動。「誰もが街のキャストになろう!」をコンセプトに、普通の会社員でも、誰もが無理なく地域参加できる街づくりを実践。現在は、地域の自然資源の中で学び遊ぶ小学生向け環境教室「グリーンスクール調布」を開校している。2022年調布市市民活動支援センターの運営委員として、センター内に市民参加型図書館「えんがわ文庫」を提案し実現。

進行 唐木理恵子さん (紬ワークス 代表)

都内の社会福祉協議会で、1989年から22年間ボランティアコーディネーターとして勤務。2001年の日本ボランティアコーディネーター協会創設時からメンバーとしてかかわる。現在は、協会からの派遣で全国各地の社会福祉協議会等が主催する研修講師や、協会のコーディネーション力3級検定の講師として、ボランティアコーディネーターの社会的な認知の向上に関する活動や資質向上のための研修等を担当。

 

〈担当〉熊谷紀良(東京ボランティア・市民活動センター) / 武藤祐子(千代田区社会福祉協議会)