大阪ボランティア協会


 

地域を基盤にした協働のネットワークづくりを進めよう 

実践事例から考える、地域のこれから

 地域社会をベースに、多様な市民・住民団体やNPOなどが連携して、市民・住民が主体となって、地域の課題を解決し、豊かな地域の暮らしを創造していく。多くの地域で、その模索が進んでいます。しかし地域には、多様な歴史と特色をもつ既存組織がそれぞれに活動を積み重ねています。いずれも自団体の運営に追われ連携などをする余裕もないなど、その展開は容易ではありません。

 この分科会では、このテーマに取り組む実践事例を共有し、多様な地域で、その地域にあった展開を進めるための鍵を探ります。

地域で多様な団体と連携しつつ、市民・住民主体で地域課題に取り組みたいすべての方


【登壇者】

事例発表者 戸田 幸典さん 丹波ひとまち支援機構 代表理事

1980年奈良県生まれ。学生時代から住民・市民が主体のやりがいと充実感・幸せを感じられるコミュニティづくりをポリシーに活動。NPO支援、コミュニティ財団、都市計画コンサルタントなどの中間支援の経験と自治会運営やまちづくりイベントなどのプレイヤー経験を生かし、丹波を拠点に住民主体の地域づくりに取り組む。2020年秋にNPO法人丹波ひとまち支援機構を丹波市内の仲間や大学教員とともに設立。同時期に丹波市(妻の地元)に家族でUターン。趣味は登山。時間を見つけては兵庫の山を中心に楽しんでいる。(株)地域計画建築研究所 技術参与、兵庫県地域再生アドバイザー。

事例発表者 栗原 穂子さん ぼらんたす 理事

NPO法人ぼらんたす理事・事務局長。山形県鶴岡市生まれ。社会福祉協議会のボランティアセンター等でボランティアコーディネーション業務を経験、その後2008年12月ぼらんたすの設立に参加。「ボランタリー」「ボランティア」をキーワードに、人づくり・まちづくり・地域づくりに取り組む。地域の中の課題解決のために、人任せにしない地域づくりを目指す。自殺予防の活動として相談会やサロン、子どもの居場所活動やこども食堂、フードパントリー、学習支援等に取り組む。趣味は美味しいものを食べること。

コメンテーター 竹端 寛さん 兵庫県立大学 環境人間学部准教授

1975年、京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。大阪大学大学院修了。博士(人間科学)。認知症や重度障害者でも、誰もが排除されない地域づくりを展開するための方法論を模索している。また近年は支援者エンパワメントの研究や研修も行う。著書に『家族は他人、じゃあどうする?』『「当たり前」をひっくり返す』(現代書館)、『「無理しない」地域づくりの学校』(ミネルヴァ書房)など。合気道二段、5才児の子育て真っ最中。

〈担当〉佐藤美恵(ぼらんたす) / 杉浦健(共働プラットホーム) / 早瀬昇(大阪ボランティア協会)