子どもの豊かな体験が大人と地域を変える!

学びを起点とするアプローチで、多彩なつながりを創出するには?

 市民の参加と協働を促す活動には、意図的・偶発的を問わず様々な学びが埋め込まれています。また、子どもたちの学びの場は学校だけに留まらず、暮らしの至る所にそうした場が隠れています。 

 この分科会では、愛媛県大洲市におけるシトラスリボンの普及啓発と島根県吉賀町におけるふるさと学習を取り上げます。体験活動という形で子どもたちに働きかけを行い、彼らに加え、その周囲にいる大人たち、さらには地域社会全体に変容をもたらしている様子を確認し、そのプロセスにおいてどのようなつながりが育まれているのかを探究していきます。

子どもの体験活動のコーディネーションに携わっている方 / 学びの場づくりに取り組んでいる・関心がある方


【登壇者】

事例発表者 福本 政代さん 大洲市立平野小・中学校 地域コーディネーター

愛媛県大洲市立平野小・中学校地域コーディネーター。平野小・中学校のPTA役員を四半世紀務め、最後の年はPTA会長を務める。平成29年度、大洲市小中一貫教育推進モデル校として地域学校協働活動本部を設置し、その際、地域コーディネーターを委嘱される。令和2年度、コミュニティ・スクールを導入(大洲市初)。同年度、「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰受賞。大洲市でのコミュニティ・スクールモデル校として、学校と地域を繋げる役割を担っている。令和4年度にはえひめ・地域コーディネーターネットワークを立ち上げる。

事例発表者 城戸 明美さん 吉賀町教育委員会 課長補佐

島根県鹿足郡吉賀町在住。平成8年に吉賀町職員として採用。、平成28年10月より吉賀町教育委員会勤務。社会教育担当として、人材育成のプロジェクトである、サクラマスプロジェクトを担当。派遣社会教育主事や社会教育グループのメンバー、地域の学びの拠点となる公民館職員と共に、プロジェクトの推進中。子どもたちの体験を通した学び場の創出や、関わる大人の人材育成に向けて取組中。

ファシリテーター 土崎 雄祐さん (とちぎ市民協働研究会 専務理事

1988年秋田県生まれ。一般社団法人とちぎ市民協働研究会専務理事・事務局長/認定特定非営利活動法人宇都宮まちづくり市民工房常務理事。非営利組織の経営支援や地域づくり活動支援などの活動に従事しつつ、大学非常勤教員や社会人大学院生として地域防災マネジメントの教育研究にも取り組む。著書に『はじめての地域づくり実践講座:全員集合!を生み出す6つのリテラシー』『はじめての地域防災マネジメント:災害に強いコミュニティをつくる』(北樹出版・分担)など。社会教育士、防災士、ボランティアコーディネーション力検定1級合格。

〈担当〉齋藤尚久(杉並区教育委員会) / 大藤毅(国立大洲青少年交流の家) / 遠山昌子(生き方のデザイン研究所)